カロリーって何?

運動で消費するのもカロリー、食べ物で身体に取り入れるものもカロリー。成人一人当たり何も運動をしないで一日におよそ1.100~1.500カロリーが必要とされています。でもカロリーって一体なんでしょうか?

 

カロリーとは普通、エネルギーの量をあらわすために使われる単位です。お湯を沸かすにも、ガソリンなどで自動車を動かすのにもエネルギーが必要です。同じように身体を動かすにもエネルギーが必要です。人はそのエネルギーを食べ物から得ています。その食べ物がもつエネルギーの量を表す単位の一つがカロリーです。

 

1カロリーとは、1グラムのお水の温度を1度C上昇させるのに必要なエネルギーです。食品の場合は普通、kcal(キロカロリー=1.000カロリー)が使われます。そして食品のカロリーの値は、その食品を燃やして出しています。食品を特殊な容器に入れて、その容器を一定量の水の中に入れ、容器の中を酸素で満たして食品を瞬時に燃やすそうです。

 

その時の熱で容器の周りの水の温度がそれだけ上昇したかをはかって出た値がカロリーです。食品に含まれる主要なエネルギー源は、糖質、脂質、たんぱく質の三大栄養素ですが、それらをそれぞれ1g 燃やすと、4,1、9,3、4,1キロカロリーという値が出るそうです。

 

つまり脂質は他の二つよりも倍以上のエネルギーを持っていることになります。食品成分表に実際に掲載されている数値は、それぞれ4,0、9,0、4,0 など少なめに表示されていますが、それは、人間がそれらを食べても全てを消化吸収できるわけではないからだそうです。

 

スーパーなどで売られている食料品は、そこに含まれている食材を細かく分けて計算して、その合計が表示されているそうです。つまり、その食料品に記載されているカロリー値は、そこから人間が取り出すことのできるエネルギーの量を示していることになります。

燃やした時に熱エネルギーが発生するものでも、それが人には消化できないものならカロリーはゼロになります。例えば水分が97%で残りが植物繊維のこんにゃくなどはその代表。コカ・コーラ ゼロなどは完璧にゼロでなくてもいいそうです。法律によって100gあたりで5キロカロリー以下はゼロと表示することが許されるそうです。

 

それにしてもどうやってそんなに低いカロリーを実現するのか。それは砂糖ではなくて人口甘味料を使っているからです。人口甘味料は身体に吸収されてもエネルギーとして利用されずに体外へ排出されてしまうそうです。

アスパルテームという人口甘味料は、1グラム当たりのカロリー数は砂糖と一緒でも、砂糖の200倍もの甘さを持っているそうです。

 

散歩したり走ったり、身体を動かして消費する方のエネルギーは、体重(kg) x 運動強度(METs数) x 時間で計算するそうです。METs 数は、散歩では3程度、軽いジョギングで7程度、水泳などの激しい運動で10以上になるそうです。

 

例えば体重が60kgの人が1時間ジョギングをすると、60 x 7 x 1 = 420カロリー程度のエネルギーを消費することになるそうです。ちなみに人は身体を動かさなくてもエネルギーを使っています。頭を使って考える、食べ物を消化するのにもエネルギーを使い、血液をつくったり、髪の毛や爪を伸ばしたり、新陳代謝にもエネルギーが使われます。

安静にしている時の最低限必要なエネルギーを基礎代謝量というそうですが、それは、人が一日に必要とするエネルギーの60%にもなるそうです。2011年、厚生省の、”日本人の食事摂取基準” によると、18~29歳の体重63kgの男性で1.510キロカロリー、同じ年齢で51kgの体重の女性は1.120キロカロリーだそうです。

 

身体が食べ物からエネルギーを得る方法は、例えばお米(炭水化物=糖質)は唾液や腸液などの消化液でブドウ糖の分子になって小腸から吸収されるそうです。その後いったん肝臓に送られ、そこから血管を通して全身の細胞に送られます。

細胞に取り込まれたブドウ糖はさらに分解されて細胞の小器官であるミトコンドリアに入っていきます。このミトコンドリアが体内でのエネルギー生産工場だそうです。ちなみに脂肪は1グラム当たり9カロリーと、他の栄養素と比べて多くのエネルギーを持っているので、コンパクトにエネルギーをためることができます(=太ります...笑)。

ニュートン2010年1月号より

16.11.12

テシェク エデレム

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